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今日ポストを覗くと、長い間音信不通になっていた友だちから手紙が届いていた。コロナ禍でも元気でいたこと、実は近くに引っ越してきていたことなどが癖のある文字で書かれていた。彼女とは中学以来の友達なのだ。中学時代私はちょっとしたいじめに遭っていた。いじめはどの世界でもあることで、それは社会問題となって今は大きな問題となっている。が、しかしあの頃はそんなに取り上げられなかった。とは言っても自傷行為や自殺に及ぶ人のことを思えば、私の場合いじりだったのかもしれない。100歩譲ってあれがいじりだとしてもやはり傷ついたことには変わりない。あの頃は今と違って1学年10クラスぐらいあった。だから学年のクラス替えでは半分以上が初対面なのだ。そんな中、彼女と新学年で隣の席になった。はじめまして…の挨拶の次に手紙を書いてきた。「家に帰って読んでね」と渡された手紙に「友達になってください」と書かれていた。なんだかすごく嬉しくて今も大事にもっている。それからの友だちで、よく買い物に映画を観に出かけた。彼女のご主人の仕事の関係で海外に住んでいたり北海道、関東、関西と転々としていた。しかし定年を迎えいよいよ帰郷したのだ。帰ってきた知らせと懐かしさが込み上げてくる。いじめを受けていた時は、全世界が敵になった気がしたがよくよく見るとそんなのは極一部なのだ。それを知ったのは何年も後になるのだが、その当時は悲壮だった。
しかし良いことも悪いことも今となってはセピア色の思い出となっている。辛いことが笑って思い出せるのは今が充実しているから。その時よりもっと辛い現実になっていたら封印したくなるものになっていたと思う。
彼女とは「コロナが落ち着いたら会いたいね」と話している
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