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夫と出会ったときは、優しかったし、頼もしかったし、上手くやっていけると思っていたのに、結婚したとたん豹変した。目くじらを立てて怒鳴るし、え~~~~こんなこと言っちゃう?というようなことまで平気で言ってしまう。さすがにカルチャーショックだった。しかし許容範囲をはるかに超えてしまうと計測不可能で話す気力もなくなる。「こいつバカじゃないの?」までは修復可能。しかし相手の言葉を感知できなくなると、心の中の存在が無くなってしまう。要するに無になる。愛の反対語は無だと聞いたことがあるけれど、これかなと感じた。自営業の為会話はするけれど、一緒に笑うことはなくなった。わざと無視をするのではなく、何も感じなくなるのだ。しかし数週間過ぎるとそれもそれなりに謳歌できそうになるから摩訶不思議。義長男君とは笑ったり、雑談に花が咲くけれど、夫とは当たり障りのない応答のみ。
夫は私に「君は何を言っているかわからない」とよく言うが、わからないのではなくわかろうとしないだけ。何を言っても否定され、挙句にわからないと言われたらなにもできない。よって会話不成立となって無になるわけだ。世の中の会話のない老夫婦には2種類ある。長年のコミュニケーションから相手の気持ちや考えが言葉なしで伝わってくる。言わば阿吽の呼吸である。鬼滅の刃で「水の呼吸」とかあるようだが日本には昔からそういったメンタル的なモノがあるようだ。そうなったら夫婦の真骨頂。夫が手を出すとすっとリモコンを渡したり、「ん」と言って顎を出すとその先のモノを間違いなく手渡す。ところが私たちのような夫婦は大喜利の如く聞き間違えたり、何を言っているのか理解できなかったりする。だってわからないんだもの。こうなったらいっそボケて相手のことすら分からなくなった方が…幸せかもしれないな…。
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