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雨の中、本日母と墓参りに行った。墓石の下では父と兄が今か今かと待っていたのだろう。だってお盆は過ぎてご近所さんには綺麗な花が手向けられているのに自分たちの前には…。お待たせしました!少し遅れたお墓参りだが先に手向けられていた近隣の墓石の花は最近の大雨と風で軒並み吹き飛ばされ花筒から落ちている。ちょっと遅れた方が良かったでしょう。という遅刻の言い訳をしながら掃除をして、花を手向けお線香に火をつけた。周囲に線香の香りが漂い厳粛な気持ちになる。
兄が亡くなってもうすぐ3年。光陰矢の如しである。友だちと会うと病気自慢が増え、どこそこの病院がいいだの、○○の薬が効くだのという話になるのだ。そして泉下の客が増えるのだろう。人生の千秋楽は華々しくなくていい。ひっそりと消え、盆暮れの線香の香りでふと思い出してもらったらいい。涙を流さず、笑いながら思い出してほしい。そしたら私も一緒に笑うから…。そんなことを思いながら父と兄に手を合わせて帰ってきた。
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